母親が生命保険会社に勤務していたので、学生の時に民間の医療保険に加入させられました。
(厳密には、学生の間の保険料は、両親が支払っています)
約16年間(19〜30歳代半ば)契約していました。
1ヶ月4,000円の保険料を支払っていたので、
約77万円の保険料を支払ったことになります。
家計を見直したときに、保険を利用することがなくお金を捨てているように感じて、
「もったいないな〜」と思って解約することしました。
そこで、解約した4つの理由をお伝えします!
1.自分の健康状態は良好
保険に加入していた約16年間で、保険金を受け取ったのは、1回だけです。
看護学生のときに、実習先で”はしか”に感染してしまい、
食事も水分も摂れなかったので、1週間弱入院しました。
若い間は、入院・通院するような病気になる可能性も少なく、
医療保険の給付金をもらう機会すら少ないと感じます。
私は、生活習慣病にならないように気をつけています。
現在、42歳です。
目の病気があって、眼科に定期通院をしていますが、
給付金がもらえるような、手術・入院・外来通院はありません。
20〜30代の病気になりにくい時期は、
医療保険は加入しなくてもよかったなと感じました。
保険料にお金を使うよりも、将来病気にならないような生活を重視した方がいいと思っています。
10代、20代の子でも、生活習慣病になる時代です。
病気になると、将来の医療費も高くなるし、
給付金をもらうために、病気になるみたいな生活になってしまいますからね。
病気にならないような生活をする!に限ります
2.社会保険制度を理解し、自己負担額を知った
日本は国民全員が公的医療保険に加入する国民皆保険制度を採用しています。
主に、健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度のどれかに加入していると思います。
制度に加入しているおかげで、
病院の窓口で支払う自己負担額は、1〜3割になります。
国が7〜9割負担してくれてるんですね。
例:自己負担3割の場合 総医療費10万円 ⇒自己負担3万 国の負担7万
私は3割負担です。
娘の場合は、市も医療費を負担してくれるので、高校卒業までは医療費は無料です。
さらに、高額療養費制度もあります。
高額療養費制度とは、同一月(1日から月末)に支払う医療費の自己負担額が、一定の限度額を超える場合、その超過分が高額療養費として、支給されます。
自己負担額は、所得や年齢などによって違います。
また、月をまたぐと別計算になります。
月末の入院を避ける人がいるのはこのためですね。
マイナポータルを利用すると、自分の限度額がわかります。
一度調べてみるといいですよ。
高額療養費制度については、厚生労働省のサイトで、詳しくわかります。
「高額療養費制度を利用される皆様へ」も、あります。
医療費が、さらに軽減される仕組み(世帯合算、多数回該当)もあるので、
高額療養費制度は手厚いんだなと感じますね。
まずは、社会保障制度を知ることが大事ですね
3.加入している健康保険や、勤務先の福利厚生を調べた
大手企業などの健康保険組合において、1ヶ月間の医療費の自己負担限度額を決めておき、限度額を超過した費用を払い戻す付加給付制度があったります。
高額療養費制度と、併用して利用できるので、医療費がさらに安くなります。
一度、健康保険組合に加入している人は、調べてみるといいと思います。
ちなみに、私は勤務先の健康保険組合に介入しています。
残念ながら付加給付制度はありません。
でも、福利厚生で、
外来の治療費は1ヶ月に支払った医療費(保険適用分)が1,000円以上かかったときは、1万円を上限に戻ってきます。
入院の治療費の場合は、3万円を上限に戻ってきます。
私が入職したときは、本人は全額、同居家族なら半分の医療費を勤務先が負担してくれていました。
なんとありがたや!
病院で勤務していると、こんなところでいいことがあるんですね!
年々、福利厚生も改悪していますが…。
ちなみに、このお金のでどころは、毎月数千円が職員全員の給料から天引されています。
集めたお金は、慰安旅行などにも使われます。
制度を知っていないと、損をしますね!
4.貯金額を把握した
私が、医療保険を解約したときは、貯金が500万円くらいだったと思います。
勤務先の福利厚生も現在よりもよかったので、月1,000円以上の医療費(保険適用分)は勤務先が負担してくれました。
毎月医療費を払っても、12,000円/年しかかかりません。
そして、娘は高校卒業まで医療費はかかりません。
貯金で医療費は支払っていけるなと思いました。
まとめ
4つの理由から、総合的に判断して、
「毎月4,000円の保険料を払い続けるなんて、もったいなくない!?」
「この分、貯金・投資したら、病気しやすい年齢までに医療費準備できるんじゃない!?」
と思って、解約しました。
もし、私が病気になった場合、
高額療養費制度を利用して、医療費の上限は月9万円程度。
さらに、福利厚生で月3万円を勤務先が負担してくれます。
つまり、自己負担は月6万円程度ですみます。
医療費は安くはないけど、
いつ利用するかわからない、
病気でしか利用できない医療保険にお金を払い続けるより、
貯金や投資にお金を使った方が、
将来のいろんなことに備えることができるなと思いました。
解約後も、入院するような病気はしていません。
投資も初めて、資産は1,000万円を無事に超えることができました。
自分の現状を把握して、見直すのもいいかもしれませんよ。
自分の現状を把握して、制度も知って、取捨選択していきたいですね
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