熱中症対策をして、暑い夏を乗り越えよう!

熱中症 健康管理

 

 

今年も本格的な夏がやってきましたね。
すでに暑い!
今年も、異常な暑さです…。
屋外で過ごすなんて、ちょっと無理…って感じですよね。
自宅から車に乗るまでの一瞬でさえも、殺人的な日差しが身体をさします。

私は病院で勤務しています。
最近は、コロナの患者さんも増えていますが、
熱中症の患者さんも増えています。

これからが夏本番!
熱中症にならないように、夏を乗り越えてほしいです。

 

熱中症についてお話します

 

熱中症とは

熱中症とは、気温や湿度が高い環境下で体温の調整がうまくいかなくなり、めまいやだるさ、こむら返り、しびれなどさまざまな症状が起こる状態をいいます。

ひどくなると、意識がもうろうとしてきたり、死に至ることもある怖い病気です。

受診する患者さんは、上記のような症状が治らないために受診します。

重症になると救急車できます。
身体を冷やしたり、
点滴を何本かすると、回復してきます。
意識の回復が遅かったり、検査で高度な異常があれば、
そのまま入院になります。

患者さんの様子を見ていると、熱中症は怖い病気だなとつくづく思います。

 

熱中症を予防するための対策

受診する患者さんは、
屋外で作業をしていた人(とくに高齢者)、
屋外・屋内で部活など運動をしていた人、
エアコンを使用せずに室内で過ごしていた高齢者などが、
多いように思います。

建築・土木関係の屋外で作業をしている人は、
熱中症対策をしっかりしているのか、
わたしの感覚的には、受診の数が少ないように感じます。

近年は殺人的な暑さ。
誰でも、屋内外関係なく、熱中症になる可能性があります。
「自分は大丈夫」と過信せずに、対策をしていきましょう!

 

熱中症を予防するためにできる対策をお伝えします。

 

1.涼しい服装をする

通気性・吸湿性のある服装をすると、熱がこもりにくくなります。
首元を開けると、通気がよくなります。

 

2.エアコンを使用する(湿度・室温を調整する)

室温が28度程度になるように、設定温度を調整しましょう。
設定温度を28度にするのではなく、
室温が28度になるように調整をします。

エアコンの風が直接あたると寒いため、
設定温度を上げたり、エアコンを切りたくなりますよね。
風の向きを調整しましょう。

3.風にあたる

風が身体の熱を奪ってくれます。
扇風機も利用しましょう。
屋外では、風がある日陰で過ごします。
ハンディタイプの扇風機やうちわなどで、風を起こすのもいいですね。

4.日頃から十分な栄養・休息をとる

十分な栄養が摂れておらず、免疫や体力が落ちていると熱中症にかかりやすくなります。
また、寝不足や疲れが溜まっていても同じです。
日頃から、十分な栄養と休息をとるように心がけましょう。

5.十分な水分補給

適宜、水分を補給します。
汗を大量にかいたときは、塩分0.1〜0.2%を含んだスポーツドリンクがおすすめです。
一気飲みをすると、尿としてすぐにでてしまうので、
回数を多くして飲みましょう。

「アルコールで水分補給したから大丈夫」という人がいますが、
アルコールは、利尿作用があるので、余計に水分が奪われます。
アルコールを飲んだときは、お茶や水もしっかり摂りましょう。

6.日傘・帽子・日陰を利用する

身体に直射日光が当たることで、体温が上昇し、熱中症になりやすくなります。
直射日光があたらないだけでも、体感温度はかなりかわります。
身体に直射日光が当たらないように、日傘・帽子を利用しましょう。
定期的に、日陰で休憩も必要です。

 

まとめ

今の夏の暑さは尋常じゃないですよね。
対策をしていても、熱中症になってしまうこともあると思います。
少しでも体調が悪いと感じたら、無理をせずに涼しいところで休んで、
体調の回復を待ちましょう。
治らなければ、医療機関を受診しましょう。

最後に、医療機関でも勧めたり、販売している飲み物を紹介します。
スポーツドリンクよりも甘さがなく、塩分が入ってるため、少ししょっぱいです。
好みはあるかもしれませんが、効率的に水分が補給できます。


対策を十分にして、暑い夏を乗り切りたいですね。

 

 

 

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